うつ病
うつ病は気分障害を呼ばれることもありますが気分障害は大きく分けて「うつ病性障害」と「双極性障害（躁うつ病）」があり、いわゆる「うつ病」とはうつ病性障害のなかの「大うつ病性障害」のことで、「単極性うつ病」とも呼ばれます。
1．うつ病の原因になるもの
たとえば身近な人との別れ、離婚、病気、転職、引っ越しなどに伴うつらい経験がうつの症状が現れる原因となることがあります。
他にも結婚や昇進といった普通は喜ばしいことであっても、人によってはストレスに感じてしまうことがあります。これらのストレスは、うつ病の発症リスクになるだけでなく再発の原因になるので注意が必要です。
2．うつ病の症状
身体的な症状。
- 不眠、過眠
- 息苦しさ
- 身体の痛み、だるさ
- 体重の増加や減少
- 頭が重い
- 性欲減退
- 便秘、下痢
精神的な症状
- 気分が強く落ち込み憂うつになる
- やる気が出ない
- 何をしても楽しくない
- イライラする
- 自分を責める
- 集中できない
- 飲酒量が増える
3．うつ病に気づくために
うつ病の症状は、食欲や睡眠の変化をはじめとし、体がだるい、生気がない、頭痛・めまい・吐き気といった体の症状、ひきこもりやリストカット、暴力や攻撃的な行動などとして表現されることもあります。
もし自分や周りの人がこのような状態に陥っている場合、医師に相談しましょう。漢方をはじめとしたお薬による治療が可能です。放置しておくと本人にとって良くないだけではなく、家庭や職場で共に過ごす人にも心理的影響を与えてしまいます。自ら死を選んでしまうこともあり、死に至る可能性のある病気として、早期診断・早期治療支援が望まれます。
誰にも相談できないような悩みを抱えている場合は六本木クリニックのカウンセラーにお話しをお聞かせください。
4. ご案内
うつ病は適切に診断・治療をすれば完治する気分障害です。診察について不安なことが有る場合はメールやLINEにてお気軽にお問い合わせください。またカウンセリングのご予約も受け付けております。うつ病は甲状腺機能の低下によって引き起こされることもあるため、初診の方はまず診察を受け、血液検査などを通して精神的不調が身体的異常に基づくものか否かを確認してもらうことをお勧めします。