新年度を迎えて一か月が経ちました。もしかして、ストレス溜まっていませんか?
五月病〜気づかないうちに進む「燃え尽き」のサイン〜
ストレスって、本来は私たちの体が「ちょっと頑張らなきゃ!」という時に出してくれる自然な反応なんです。環境の変化に伴って役割や人間関係に変化が起こるとそれに適応するために普段より多くのエネルギーが必要になる場合にこの反応が起こります。
ストレスにはやる気を出させてくれたり、集中力を高めてくれたり、いい面もあるんですよね。
でも、それがずーっと続いてしまうと、だんだん心も体も疲れきってしまって、「もう何もしたくない」「何も感じない」…といったように燃え尽き症候群(バーンアウト)に近づいていくことがあります。
燃え尽き症候群の一歩手前が五月病です。最近怠い、休みたいと感じたらご自分の心の健康を優先し、頑張りすぎないようにしましょう。
五月病から少しずつ進行していく「燃え尽き」までの流れ
最初のうちは「頑張らなければ!」と思う気持ちが前に出て、無理をしてでも動ける時期があります。
しかし数週間から数ヶ月が経ち、気付いたころには休む時間も確保できず、ちゃんと食べたり寝たり、リラックスする余裕もなくなっていきます。
そのうち、人間関係にストレスを感じたり、些細なことでイライラしたりと他の面にも影響が現れます。
以前は大切にしていたことが「どうでもいいや」って感じてしまうことがあったら注意が必要です。
やがて、感情の起伏がなくなってきて、人と距離をとるようになるかもしれません。お酒やタバコなど依存性のあるものに頼ってしまう人もいるかもしれませんね。
そして最後には、「もう空っぽ」「全部しんどい」そんな気持ちでいっぱいになってしまいます。自分を責めてしまったり、ひとりで抱え込んでしまう人も多いです。
もし自分に当てはまったら?
そんなときは、少しだけ立ち止まって振り返ってください。
「ちょっと疲れたな」「前みたいに頑張れないな」
そう感じたなら、無理せず、誰かに頼るべきタイミングかもしれません。
当クリニックでは、燃え尽き症候群(バーンアウト)の回復をサポートするカウンセリングや、必要に応じてお仕事や学業をお休みするための診断書の発行も行っています。
「なんとなくしんどい」でも大丈夫。
あなたのペースで、ゆっくり元気を取り戻していきましょう。
小さな一歩が、きっとあなたの支えになります。